Cham-Cham

in Cambodia

2014年06月の記事

社会の教科書に青ざめる

カンボジアの小学校には「音楽」という科目はないので、「社会」や「国語(クメール語)」の教科書にたまに載っている歌を教えています。


P6057886.jpg

これは1年生から6年生までの社会の教科書。
1年生から3年生までは、理科の内容も入っていて、日本でいう生活科のような幅広い分野を網羅している感じです。


P6057890.jpg

左のページは国歌の歌詞。
楽譜はなく、いつも歌詞のみの掲載です。

ところで、もうすぐ卒業する2年生の音楽の授業で、なんとなくこの社会の教科書に載っている歌について聞いてみたら、
「ほとんど分からない」
という驚きの回答。

青ざめました。
私今まで何をやっていたんだろう。
養成校の指導要領に捉われたり、自分独自の授業を推し進めていたために、こんな大事なことに気がつかなかった、、と猛反省。

次の日急いでネアックルーに確認すると、
「もう教えたし、学生は勉強したはずよ。もう忘れちゃったんじゃないの。」
と軽いリアクション。
私「いやいやいや、どのクラスの子も分からないって言ってるよ。急いで教えましょう!」
ネ「いや、でも教えたから。」
私「…!!!!!! じゃ、分かった。復習しましょう…」
ネ「いいわよ。」


というわけで、急遽社会の教科書の中から歌を探し出してみんなで確認。
学生の方はというと、来年教えるかもしれない歌を全く知らないという危機感も特段なく、
「歌あったーあったー」と探しだし、知ってる曲があれば歌いだすというのんびり空気を醸し出す。

P6067897.jpg

この日のクラスはネアックルーが病院に行ってしまったため歌の題名の確認のみ。
でも結構時間がかかった。
私が下手な字で板書して、学生はせっせとノートに書いていました。

次の時間には、ネアックルーが登場したので、かたっぱしから歌って教えていました。
さすが、ネアックルー。
歌が本当に上手い。
でも、あれ、ネアックルーも知らない曲あるよね。今なんとなく曲飛ばしたよね。
というのもあり。
歌に楽譜がついていないというのはその国々の文化で特に問題視すべき点ではないと思いましたが、誰も思い出せない歌があるとなると、誰に聞けばいいの?ということになります。
時々、全く違う曲のメロディーに乗せて別の歌の歌詞を歌ってる学生もいるし。
素敵なクメールの曲が学校現場で曖昧に流されてないと良いなぁと思います。



P6057888.jpg

もう一つ、どの学年の教科書にも登場するカンボジアの伝統楽器。
こちらについては前々から気になっていたので、学生が自分の国の楽器でありながらほとんど触ったことがないという現状を知っていました。
これは日本も同じような状況。
ピアノを習ったことがある人がわんさかいる中で、箏や三味線に実際触ったことがある人はどのくらいいるのだろう。
私自身は、ピアノも好きだし、たまたま和楽器も身近な存在だったのでどちらも知ることができたのですが。
和楽器って、古臭いと思われがちですが、五線譜で表せない微妙な音階も沢山あるし、三味線でいう「さわり」のような俗にいうノイズ音も積極的に楽曲に取り入れてる、実はかなりファンキーな楽器だと私は思っています。
ピアノは日本の音楽界になくてはならないものだけど、和楽器に一度も触らないまま生涯を終える日本人が多いのはちょっと悲しい。(今は小学校の音楽教育で和楽器が必修となっています)



ということで、ロシアンマーケットで買った私のトローを学校に持って行きました!

まだまだとても下手くそな私のトローの演奏を聴いてもらって、優しく拍手を頂き。
それぞれ学生も挑戦。

P6067893.jpg

初めて弾くトローから出る音が可笑しかったのか、爆笑。

P6107956.jpg

P6067896.jpg

記念撮影まで。


「そんなに珍しいの!?いつも結婚式の儀式で使われてるよね!?」
と聞くと
「音は何度も聴いてるけど、触る機会はなくて。」
という答え。

実際、以前に比べて演奏者も楽器の作り手も減ってきているようです。
楽器のコストも高いし、触れる機会があまりないのかもしれません。

外国から来た私が、カンボジアの楽器を逆輸入させるというのはなんだか面白い現象だなと思いましたが、自分の国の良さに外から来た人間が気付くということは珍しいことではないのかも。

とても素敵な楽器があるのだから、カンボジアの学生には堂々と誇らしく子ども達に伝えてほしいと願うばかりです。
本当は、芸術局に学生を連れて行ってもっとたくさんの楽器に触れてほしかったのですが、時間がないからという理由で校長と音楽の先生からの許可が下りませんでした。
私の根回しがもっとしっかりしていればもう少しきちんと伝統楽器の授業が出来たかもしれません。

教科書の中の歌といい、伝統楽器のことといい、反省でいっぱいです。
そして、その沈みが私だけなのも、府に落ちないのが正直なところ。



P6067898.jpg

先生たちもほとんど触ったことがないようなので、和気藹々と集まって来てくれました。



IMG_2276.jpg

いつものスコールの後、びっくりするくらい大きな虹が見えた。
こんな立派なのは初めて。


スポンサーサイト

丘のぼり

先日、プレイベン唯一の山(丘)周辺の町で年に一度のお祭りがあるとのことで、10人くらいの学生と一緒に行ってきました。


去年雨季まっただ中の時期に蝶を見に行ったことがあったので、山と呼ばれているそこは私にとって「丘」という認識でした。


さすがにお祭りだけあって、麓には屋台や沢山のバイク、人人…

どうやら丘のてっぺんまでいくとご利益があるそうで、
「ネアックルー、上まで行くけど大丈夫だよね?」
と言われて、
「勿論、一度行ったことあるし全然平気。」
と答えましたが、


あれ、歩いていくと前回とルートが違う…


P6077916.jpg

岩がごつごつ、草で生い茂る丘を登って降りて登って降りて。
どうやら私の認識は甘く本来の広さを知らなかったようです。
しかも人が多いのですれ違うのも大変。
結構岩があったのですが、さすがカンボジア人。サンダルを履いてる人がほとんど。むしろ裸足の方も結構いました。

私も学生も汗ダラダラで、息をぜーぜー言わせながら計3時間ほど割と本格的な山登りのよう。
軽く丘に登ってお祭りで楽しむ予定だったのに、なんでこんなことに。と、途中で目的がよくわからなくなってきましたが、途中であるクラスの委員長の学生がみんなの分のミネラルウォーターを配ってくれたり(重いのに!素晴らしい。)、いろんな場所で記念写真を撮ったり、大きな岩の上で休んだり、なかなか良い時間。

P6077919.jpg

この場所が一番高いところ。
思い思いの場所で自由に休憩する人々。



P6077927.jpg

平気で木の枝に登っちゃう学生たち。
見てるこっちが怖い。



P6077922.jpg

雨季に入ったといえども、水は少なくまだ景色は乾季。
一番高い所はとても綺麗な眺めでした。
ただ、そこらじゅうにゴミが散らかっているのは残念でしたが。



P6077939.jpg

P6077934.jpg

P6077932.jpg

P6077946.jpg


家に帰ったらもうぐったりしていましたが、学生たちの優しさと気遣いに感謝。
もうすぐ卒業してしまう20歳のぴちぴちとした学生たちと過ごした一日!
オークン!



近頃の風景

IMG_2246.jpg

市場にて。
大量に積まれるスイカ。

この時期のスイカは甘くてなかなか美味しい。



IMG_2253.jpg

牛が私の家の前を散歩してた。



IMG_2243.jpg

雨上がり、カンボジアに来て初めて見た虹。



IMG_2240.jpg

粋な犬がいました。




この間家のドアの前で蛍みたいな光る虫も見つけたし、
まだまだ毎日新しい発見に溢れてるプレイベンです。



実習校巡回

養成校の1年生は只今6週間の教育実習中。
養成校に入学して半年程しかたっていないのに、もう6週間の教育実習なんて、カンボジアの学生も結構頑張っているのですよね。

私も授業がなくて時間に余裕のある時はそれぞれの小学校を見に回っています。
ただ、2月にあった2年生の教育実習の小学校と違ってちょっぴり遠い場所にあるので、自転車で気合を入れて向かわねばなりません。



まず一校目。
自転車で20分。
ここは、プレイベンの小学校の中で体育を一番しっかり教えているところ(日本のNPOの支援もあり)なので、既に何回か来たことがあります。なので、校長先生も担任の先生達も私のことを覚えていてくれました。

P6037808.jpg

養成校の学生がバレーボールを指導。
バスケットゴールを支柱にしたバレーネット。斬新。笑

実習校巡回に行くと、担任の先生がどこかに行ってしまっていて学生だけで教えている、学生が担任の先生に指導されることなく授業の穴埋め状態になっている、という現場を時々見ます。

P6037814.jpg


でもここの先生は学生の授業を見守りきちんとアドバイスをして、最後の整理体操は自分が前に立って指導していました。ホッ。

おや、子ども達はみんな体操服なのに、学生は制服で鞄を肩にかけたまま。
「なんで着替えないの?」と聞いたら「着替える場所がない」とのこと。
担任の先生もシャツのままだし、うーん。仕方ないのかな。
さすがに鞄は置かせました。




2校目。
自転車で40分。

P6037839.jpg

敷地内にお寺がある学校です。

やっとの思いでたどりついた小学校ですが、あれ学生がいない…
校長室に行って尋ねてみると、「今年はうちの学校に実習生はいないわよー」と言われてしまいました。
ああ、以前うちの校長から聞いた情報から変更になったのかな。
落ち込みましたが、この学校は中心部からちょっと離れているだけあって日本人が珍しいようで、子ども達が物珍しそうに近寄ってきてくれました。

P6037832.jpg

P6037828.jpg

そして、なんと素敵な図書室がありました。フランスのNGO中心に支援が入っていました。
しかも、図書の先生は近所でドレス屋さんをしているお姉さん。どこかで見た顔だと思ったら!

「教員の給料はすごく少ない。だから私は給料のためというより、こういう仕事が大好きだから来てるの。ドレスの仕立てで食べていけるしね。」と教えてくれました。
「先日プノンペンで読み聞かせのスタディーツアーに参加したけれど、貧困地域の子ども達の中で自分で文字を追って本を読める子がほとんどいなかった。この学校はどう?」と聞いてみたら、
「ここも自分で本を読める子は6年生でもあまりいない。なので、図書室を開いて子どもに本を読める機会をもっと与えたい。子どもができないのは子どものせいではなくて教員のせい。だから、私は毎日きちんとした服を着て、図書室を綺麗に掃除して、図書室を開いているわ。」と言う先生。
とても意識を高くもって仕事をされてる先生がいることが分かって、間違えてこの学校に来て良かった、と思いました。

P6037830.jpg
先日ブログに書いた日本のSVAから寄付された本。私も大好きなぐりとぐら!

P6037835.jpg

フランスのNPOsiparからの本はクメール語のデザインがとってもおしゃれ。
http://www.sipar.org/?siparlang=en




3校目。
自転車で25分。
この学校への道のりもなかなかのカントリー具合。

P6047846.jpg

P6047851.jpg

道路は舗装されていますが、両側はこんな風景です。


前日指導案を養成校で書いている1年生の様子を見に行ったときに、「明日一年生に国歌を教えるからネアックルー良かったら手伝いに来て下さい!」と言っていた学生のクラスに行ってきました。

この日は男子学生が音楽担当。この学生は普段から音楽の授業に積極的なのですが、模範で歌った国歌がうまい!
カンボジア人が歌うカンボジア国歌は今までいろんな場所で聞いてきましたが、大体間の取り方が速すぎて正しく歌えていません。でもこの学生はばっちり!
この半年、音楽の授業ですっぱく言ってきた甲斐がちょっとあったのかなと嬉しくなりました。

P6047868.jpg
学生が模造紙に書いた国歌の歌詞。


さすがに1年生には難しい歌詞なので、口がまわっていないところもありましたが、一生懸命大きい声で歌っていました。
私も鍵盤ハーモニカで参戦。
来年は学生が自分で鍵盤ハーモニカを吹けるようになってると、いいな。と思いつつ、対子どもの授業に久しぶりにカ関われた楽しいひとときでした。

P6047871.jpg


まだ4ちゃいなのに、幼稚園がないため一年生の教室でお勉強しているすごく可愛い女の子もいました。

P6047866.jpg
養成校の女子学生が髪の毛をお洒落にしてあげていました。素敵。


P6047858.jpg

休み時間はみんなで縄跳び。


ところで。
乾季から雨季に移り変わる今の時期、農家は一番忙しいので、子どもに農作業を手伝わせていてクラスがガランとしているところもありました。特に5,6年生。
中心部に近い小学校がこの状況なのだから、農村部はもっと深刻だと思います。

長期休みの9月が終わったら、教師であるカンボジアの友人と農村部に行く予定。
また状況を報告したいと思っています。

実習期間はあと2週間ほど。
ふぁいとー!

運動会とアートカフェ

日本は梅雨入りした頃でしょうか。
カンボジアは絶賛雨季真っ盛りといった感じです。

この時期は夕方近くなると、黒い雲が立ち込める
→突風が吹き始める(近所の木の家が壊れないかいつも心配)
→雨が降りはじめ、遠くで雷が鳴る
→本格的に降り、時々ものすごい雷が鳴る(すごい近くで落ちた!?という時も)
→道がすぐに川になる
→次の日ぐちゃぐちゃの道を通る
というサイクル。

私は小さい頃から雷を怖がるタイプじゃなく、むしろわくわくしてしまうような人だったのですが、カンボジアに来てから雷による死者の話を聞くと、さすがに冗談抜きで恐ろしさを感じます。
いずれも農作業からの帰り道にうたれてしまうことが多いようです。

有難いことに、私の職場は自転車で5分のところにありますし、雨が降るタイミングは空を見れば分かるようになってきたので、「あと10分で降るね!」と学生や先生達と言いながら家に帰っているので安全です。
しかし、これでまた授業が遅れるーと心配しているのは、外国のボランティアメンバーだけ…




さて、先週のことをもう一つ。

ドリアンと胡椒の名産地カンポット州にて、同期隊員が運営した運動会の様子を見てきました。
カンポットの同期Kさんは、今期3校の中学校で同時に運動会を開催することになっていて、各学校への定期的な競技の指導、道具の購入手続き・買い出し・精算、教育局や中学校との会議等々で、いつ会ってもかなり時間に追われて忙しそうでした。

P5317780.jpg

今回見学した中学校はKさん曰くかなりのやんちゃボーイやんちゃガールが集まる学校だったようで、事前の指導段階でかなり苦労したようです。
私は本番しか見ていないのですが、生徒はみんな競技に熱中しているし、用具係や得点係、アナウンスの生徒も自分の仕事を着々とこなしていて感心しました。

P5317789.jpg

P5317790.jpg

カンボジアの学校には、こういった生徒会活動がほぼ皆無なのでカンボジアの子ども達が自主的に動く姿を見るとやはり嬉しくなります。

P5317776.jpg

Kさんと同じく他州で運動会を運営している隊員2人も助っ人で来ていて、生徒たちにルールを徹底させるために本番も声を張り上げ、駆け回っていました。これだけのことをやるのに、どれだけの準備と指導が必要なのか予想がつくだけに、労いたい気持ちでいっぱいになりました。
去年の4月の訓練から一緒だった大事な同期たちの勇姿を見ると、やっぱりこちらもやる気ももらいます。

運動会はもうしばらく続くよう。ひとまずお疲れ様!!!



午前中で終わった運動会の後は、みんなでゆっくりランチを食べてカンポットの町を散策。
カンポットは、観光地であるシハヌークビル・ケップに近くにあったり、国立公園があったりするのもあり、いつもほどよく欧米人の観光客がいて、お洒落で落ち着く町なのです。
洋食屋さんやカフェが沢山ある上に、クメール料理も美味しいので、誰もが認める田舎に住む私にとっては憧れの町です。笑


Kさんおすすめの洋服屋さんや雑貨屋さんを巡ったのち、一休みしたのはここ。

PA243654.jpg

EPIC ARTS CAFE
http://www.epicarts.org.uk/
ここは、アメリカのNGOの支援で障がいのある方が働き、活躍できる場をつくるという目的のカフェです。
カフェ以外に、ダンスや演劇などのイベントも定期的に行っている面白い場です。

PA243667.jpg
PA243657.jpg
PA243655.jpg
PA243659.jpg

店内には、手作りのお菓子、雑貨、洋服、絵画などがディスプレイされています。
椅子や机も可愛くてとてもゆったりできる空間になっています。

PA243661.jpg

手話でオーダーできるメニューもあります。

ここで、しばらくみんなで休憩。

P5317807.jpg

各々の活動が本格的になってからは、同期と会える時間もかなり少なってきたので、久しぶりに顔を見て話せる、ホッとする良い時間でした。

ちなみに今回私は、1泊3$のドミトリーに泊まりました。人も少なくて清潔なゲストハウスだったので、満足。

カンポットまたゆっくり行きたいなあ。

絵本と子ども

先週はプノンペンにて、シャンティ国際ボランティア会(SVA)のスタディーツアーに参加してきました。
http://sva.or.jp/
SVAは、カンボジア難民キャンプで支援活動からはじまり、子ども達・すべての人々へ教育の機会を提供できるようにと活動を展開している団体です。
小学校建設、出版文化事業等、様々な支援活動がある中で、今回はスラム(貧困世帯地域)での図書事業に関する活動を中心としたスタディーツアーです。

図書と教育はいつでも密接な関係ですが、カンボジアの学校教育問題は数多くあります。
教師不足、低い給料、校舎老朽化、親の教育への無関心、シフト制による学習時間不足。
そしてカンボジア人の識字率は、2008年の国政調査では77%になっていますが、実際にはもう少し低いのではないかと言われています。
教師をやっているカンボジア人の友人から文字が書けない子どもが多い、という嘆きを聞いたこともあるし、田舎の町で字が書けない年配の女性に出会ったこともあります。

色んな要素が循環してしまっている現状です。

SVAの事務所でこうしたカンボジアの教育状況やSVAの活動について説明を受けたのち、貧困世帯地域へ。
ちなみにプノンペンの人口の2、3割が貧困世帯地域に居住していて、貧困世帯地域はプノンペンでは約300箇所、カンボジア全体では約800箇所あるそうです。
今回行ったところは、近くに工場があり住民が一定の収入を得ることができている比較的恵まれている地域でした。

この日は実際にSVAのナショナルスタッフさんが子ども達に本の読み聞かせをするところを見せて頂きました。
スタッフが到着すると、沢山の子ども達が嬉しそうに集まってきました。

読み聞かせを聞く時のマナーを確認したあと、手遊びなどをして。

P5307749.jpg
クメール語文字のクイズ。


P5307757.jpg
元幼稚園の先生のスタッフによる紙芝居。
読み方がとっても上手で引き込まれる!


P5307764.jpg
「はらぺこあおむし」の大型絵本。
日本の絵本は内容の質が良いので、クメール語訳にして様々な場所に寄付・紹介しているようです。
このスタッフのクメール語バージョンの読み聞かせ、とてもユニークで面白い!


P5307772.jpg
最後は自分で本を読む時間。
30人くらいの子どもの中できちんと文字を追って読んでいたのは1人か2人でした。




カンボジアに住んで1年近くなりますが、貧困世帯地域で実際に長い年月をかけて地道な活動を行っているSVAの現場を見ることができたのは、とても貴重な体験でした。
子ども達は文字を追えていなくても、本を持ってるだけで嬉しそうだったし、スタッフの方々の表情もとても素敵。

貧困世帯地域の人との信頼関係があってコミュニティごと向上させていこうという雰囲気が伝わってきて良い刺激になりました。



学校でも家でも好きなように本が手に取れて、本に囲まれていた生活はやっぱり当たり前ではなかったんだなぁ。





聴く

6月ですね。
結局5月は一度の投稿で終わってしまった。
先週はプノンペンからバスで5時間のバッタンバン州へ音楽教育関係の出張に行ったり、カンポット州へ同期主催の運動会プロジェクトを見に行ったり、図書館関係の日本のNGOのスタディーツアーに参加していました。また、少しずつ発信していきたいと思います。

IMG_2204.jpg

プノンペンのオリンピックスタジアムの旗。
先日初めてここのスタジアムの近くの公営プールで泳いできました。
飛び込み台もあるし、結構広いプールでした。そして、深すぎて足がつかずちょっぴり溺れました。水泳が大得意な隊員と一緒だったので、かなり笑われてしまった。


夕方黒い雲が立ち込めて一気に雨が降り出すそんな季節がやってきました。
そろそろ雨季の入り口です。
今日もものすごい轟音の雷でした。雨上がりが本当に涼しくて幸せ。


P4257596.jpg

出産を終えて3か月になった赤ちゃんを連れた先生が、最近学校に戻ってきました。
カンボジアでは、有給産休は3か月までとのこと。
職員が集まる部屋(職員室はないので、本当に談話するためだけの部屋)のテーブルでいろんな先生に囲まれて学校デビューをしている赤ちゃんです。

私の姉も8ヶ月になった赤ちゃんに日々奮闘中で、子育ての大変さが身近なところからも聞こえるようになったので、三か月でもう復職なんて早い!と思ったのですが…
カンボジアの場合は仕事の拘束時間も日本に比べて少ないし、ほとんど親が近くに住んでいるし、近所ぐるみで子どもの面倒をみているので産休が短くてもなんとかやっていけるようです。
もっとも、カンボジアでは出稼ぎで家族がほとんどいなかったり、有給も出ない仕事に就いていたりする場合が少なくないのでその苦労は計り知れません。




さて、音楽の授業では今年から鑑賞の時間を取り入れています。
今まで鑑賞する授業は皆無だったらしいのですが、いくら楽譜の読み方を勉強してもバリエーションのある音楽を聴かなければ意味が全く結びつかないだろうし、何よりもいろんな音楽に触れてもっと興味を持ってほしいと思ったので。


今まで鑑賞の授業に使った音源は、日本、ロシア、アルゼンチン、インド等の世界の伝統音楽、ボディーパーカッションなどなど。
特にこのボディーパーカッションは大人気。



このムービーを観ながら、体が動いちゃう学生がいるのは勿論、最近でも教室を覗いたら男子学生が机を叩いて周りで他の学生が手拍子しながら歌ってました。こういう光景が嬉しい。



鑑賞の授業は、聴いて真似して楽しむだけでも勿論良いのですが、その音楽に対して少しでも能動的になれた方が良いなと思って思い出したのが、ビゼーの「ファランドール」。



ファランドールは「王様の行進」と「馬の踊り」のモチーフが交互に表れて、最後盛り上がるとところは二つのモチーフが同時に進行していくという形式になっています。
この形式を生かして、「王様の行進」が聴こえたら左手を、「馬の踊り」が聴こえたら右手を挙げてね、という指示を出すと最後の部分は大半の人がどっちを挙げれば良いのかわからなくなるという面白さがあります。(この時の学生の真剣な表情が一番見ていてわくわくする)
この鑑賞のアイデアは私が現職の時に研修で教えて頂いたものなのですが、果たしてほとんどクラシックを聴いたことがないカンボジア人に「王様」と「馬」のモチーフの違いが感じ取れるのか(むしろ感じ取れなくてもそれはそれで面白い)心配でした。
が、ほとんどの学生がすんなり二つのモチーフを聞き分けていました!
しかも勘の良い学生(クラスで2,3人)は曲を聴いて一発で最後の部分が二つのモチーフの重なり合いだということに気がついていました。これには、感動。
興味なさそうな学生も勿論いましたが、曲を聴きながら指揮者のように手を動かして聴く学生も多くて、かなり盛り上がったクラスも。

P4257599.jpg

音だけを2回以上聴いて、最後にオケの動画を見ている様子。

ファランドールの授業には、カウンターパートであるカンボジア人の音楽の先生にいつも以上に説明が必要だと思い、自分の家に呼んで授業の目的と曲の構造と授業の流れを30分かけて確認しました。
その甲斐もあり、ネアックルーも授業ではすいすいと説明してくれて、一緒に調べたビゼーの生まれた年までメモを見ながら学生に伝えていました。楽しんでくれた学生がいたのも嬉しかったけれど、それを見て満足気だったネアックルーを見ることができたのも嬉しかった。


やっぱり目の前にいる学生が音楽好きになってくれるのが一番大事だな。


P4247587.jpg
家から学校への道のりにある綺麗な花の木。


P5137659.jpg
近所のお寺。
色とりどりのリボンがカラフル。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。