Cham-Cham

in Cambodia

2014年02月の記事

音楽のネアックルー

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養成校の新しい校舎がようやく完成しました。
2階建ての立派な建物です。

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今はまだ図書室部分だけの移動です。
図書の先生2人は、部屋が広くて綺麗でとっても嬉しそう。
「寂しいから遊びにきてねー」と可愛いことを言っていました。


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これが2階から見た養成校の全体の様子。
露出を間違えて色がとんだ!


図書室以外には、校長、副校長、事務長の部屋などが新しい建物に移動になるようですが、部屋は8部屋もあるのにまだ使い道が全部決まっていないという…
眠っている電子ピアノが沢山あるし、いつも音楽の時間は楽器の移動をしていて管理が大変なので、「音楽室が欲しい!」と懇願中です。他の養成校には音楽室あるし、あったら学生も学びやすいだろうに。
まだその辺も検討中とのこと。
検討長いよー、いつも。




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さて、一年生もようやく音楽の授業で鍵盤ハーモニカが始まりました。
まだ各クラス2回ずつしかやっていないけれど、ドから高いドまでの指くぐりありの音階が結構上手に吹けるようになりました。

男性の先生が退職してから、女性の先生と音楽を担当しているのですが、なかなか迫力のある先生です。
学生がちょっとでもよそ見をしたもんなら、ものすごい大きい声でどなり、あまりにも弾き間違えが多いと、学生の手をぱしゃっとはたくという。
学生たちは、震え上がるというよりは困った笑顔で私を見つめてきます。

正直ちょっと行き過ぎる時もある厳しいネアックルー(女性の先生の呼称)ですが、クメール語の歌がとても上手。
楽譜は苦手で自分の教え方が本当に大丈夫なのかよく気にしているセンシティブな方です。
そうかと思えば私の家でクメール料理を作ってくれたり、いきなり遊びに来て私のハンモックで寝たり、カンボジア人には関係のないクリスマスの日には「クリスマスプレゼント!」と言ってカンボジアのお菓子をくれたり、なんだか奇想天外でとても優しいんです。

授業中は厳しいですが、しっかり学生の笑いもとっていて、さすが。

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鍵盤ハーモニカの授業はまだ導入ですが、前任者とも授業をした経験があるようで今のところ主になって堂々と教えています。回を重ねるごとに4拍子の指揮も上手になっていくネアックルーを見て、こちらも嬉しくなります。


実は最近このネアックルーと放課後も音楽指導を頑張っています。

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前回のブログにも書きましたが、再来週にせまる音楽コンテストのためです。
コンテストの対象は小学校なので、養成校の学生の演奏は一応「模範演奏」という位置づけ。
と言っても、養成校の学生は2年生は教育実習中だし、出場できる1年生は鍵盤ハーモニカを2回しか触っていないので、歌のみで参加。
(本当はボディーパーカッションを加えたかったのですが、私が別の活動で忙しく時間が取れないので断念)


ネアックルーの放課後の練習もなかなか斬新。
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音程が全然とれてない初日から学生を舞台に上がらせ、立ち位置をばっちり決める。
ネアックルーの歌う音が歌う度に違う調なので、それにつられて音程がバラバラになる学生。
音価も間違っているので、また混乱する学生。
これは最初はこんなもんだよね、と思っても何度も続くとさすがに「ちょっと待ってくれ…」という気持ちになります。
楽譜に書いてある調で歌わないことに関してはなんら問題ないんですが、それが一定ではないので結局学生が困ってしまうのですよね。大人数で歌うなら猶更。

それでも何度か私の吹く鍵盤ハーモニカのメロディーに合わせて歌ってもらってると学生もネックルーも慣れてきて良い感じに。


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歌が良くなってきてほっとしたと思ったら、ネアックルーは家からカゴや仏像や農機具を持ってきて、歌の内容を身振り手振りで完全に再現する練習のスタート。
この身振り手振りは他の小学校でもやっていて、どうやらカンボジアの音楽界で推奨されている方法のようです。
今日はこの身振り手振りというか踊りに翻弄された学生たちが、今まで培ってきた安定したリズムを完全になくし歌がバラバラに。
でも、きっとなんとかなるんだろうな、とネアックルーのペースにだんだん慣れてきた私はそう考えています。
日本人の私が当たり前だと思っている手順をふまなくても、今はとにかく学生と先生が楽しそうだからいいや、と思ってやっていこうと思います。


そんなネアックルーは来週知り合いの誕生日会に私を誘ってくれたのですが、それはいつもの放課後の練習時間にかぶっていました。
「練習はいいの?」と聞くと、「あー、やらなくても大丈夫でしょう!」と。



きっとなんとかなると信じてネアックルーについていこうと思います。


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教育実習

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ピーナッツのキャラメリーゼを作りました。

他の州の隊員に教えてもらったお菓子なのですが、砂糖と水さえあればできる簡単でとても美味しいお菓子!
バターとハチミツがあればもっと美味しいということで、私も首都から調達したバターとハチミツを加えました。
なんで今まで知らなかったんだろうと思うくらい楽ちんに作れます。
今日配属先の先生達に配り歩いたら、「すごい美味しいよ!」「どうやって作ったの?」「これは特別な砂糖を使ってるの?」と喜んでもらえました。嬉しい。
今度はバナナをキャラメリーゼしてみよう。



さて、2年生の教育実習が始まって一週間経ちました。
一週間会わないだけで、2年生とは随分長いこと会っていない気になる。
なので、道端偶然すれ違うとお互い「わー元気?」と手を振り合っています。

そんな2年生の教育実習の様子をちょこっと覗いてきました。
2年生約180人は、養成校に近い小学校6校くらいに配分されて教育実習をしています。

ここは、養成校の隣の附属小学校。

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1つのクラスに養成校の学生が4人ずつくらい入っていて、授業をしていたり、担任の先生と打ち合わせをしていたり、子どものノートを見ていたりします。

一つ気になったのは、学生が手に持っているものさし。
このものさし、算数だから持っているのではなく、教師の話に注目させるためのものさしです。
多くのカンボジアの先生は、授業をする際に棒のようなものやものさしを持ってバンバン机をたたき、時には子どもの頭にコツンとやります。
日本で教育を受けてきた身にとっては、やはり時々衝撃があります。
実習生である学生もそうするということは、やっぱり根強い習慣なんだなと思いました。
大きい音や衝撃が苦手な子どももいるだろうし、なかなか複雑です。





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実習は半日だけなので、午後は養成校に戻ってこんな感じで和気あいあいと指導案を書いています。
この雰囲気懐かしい。
それにしても、実習が8週間とはいえ、半日だけっていうのが良いですね。
日本は掃除指導や給食指導も大切なので仕方ないのですが、一日中実習じゃやっぱり体がキツイです…



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学生は「実習は楽しいけど、子どもが元気で疲れるーー!」と言っていました。
そんな元気いっぱいの可愛い子ども達です。

今月末はNPO主催のプレイベン州の音楽コンクールがあるので、音楽指導のサポートもしつつ、また学生の様子を見に行ってこようと思います。



椅子を跳び越す!

日本は数十年ぶりの大雪だそうで。

母から沢山写真が送られてきました。
私は能天気に「雪が見たいわ。」などと思っていましたが、事故も停電もあったようですね。、皆さん大丈夫ですか?

ちなみに、私は扇風機に当たりながらタンクトップでブログを綴っています。






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コンポンチュナムという陶器で有名な州で作られたコーヒーカップを4ドルで購入しました。
やっぱり、器が変わると味が変わる。
日本からゴールドのコーヒードリッパーとコーヒーの粉を送ってもらっていたので、それで美味しいブラックを飲んでいます。
これに貴重なチョコレートが加わると、至福。




さて、先日の体育の授業は、「器械運動」
と、いっても、マットや鉄棒や雲梯があるわけではないので、無理やり「跳び箱」を教えてみました。
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市場で買ったプラスチックの椅子を5個積み上げて、

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跳んでみる!



体の大きい養成校の学生には、低すぎて簡単すぎました。
それに、プラスチックなのでやっぱり不安定。

でも、なんとなく手をついて飛び越えるという感覚が分かったようです。
女子学生も最初は恥ずかしがっていたけれど、どんどん椅子と積み上げて跳ぼうとする男子学生につられて果敢に挑戦していました。
最後に跳んでから、コーンを回って走るリレーは結構楽しんでくれて嬉しかった。




ここ一週間、体育の先生の一人が母親の看病で違う州に行っているので、私一人でやる授業が多いです。
もう一人の先生は、授業には来るけれどなかなかT1(主で教える人)をやってくれずサポートにまわってばかりなのと、この間私が行けない時間があった時には学校に来ていていたのに授業せずに帰ってしまったので、ちょっと困っています。
この間の授業研究の反応が結構良くて、良い調子かなと思ったのですが、ああああ。



もう一度ゆっくり話をしてみよう。

地道にいきます。

歯を磨こう

わー、3日連続更新は初めてです。



先週のことになりますが、歯磨き指導の普及をされているNPOカムカムクメールのメンバーの方々が養成校に来て下さいました。
http://www.angkor-ruins.com/khamkham/

歯磨き指導は私の活動とは関係ないのですが、久しぶりに沢山の日本人の方々に会えるので、私もワークショップの様子を見させて頂きました。


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講堂に1年生と2年生が集まりました。




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↑「毎日歯を磨いている人はいますか?」という問いに手を挙げる学生たち。
もっと少ないと思っていたので、意外でした。
どうやら小学生くらいの小さい子はあまり歯磨かないようですが、年ごろになると自分磨き始めるようです。
というわけで、小さい頃に親に磨いてもらったことのある人はほとんどいませんでした。


ちなみにカンボジアでは手を挙げる時に、人差し指だけ立てて挙げたりするんですよ。



虫歯が健康に及ぼす危険や虫歯の原因についてレクチャーを受けたり、

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歯の模型を見たり、


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赤染めをして、磨き残したところをせっせと磨いてました。
赤染めをしたのは初めてだったようで、お互いに顔を見合わせて笑っていました。


歯磨きにも真剣で、学生たちにとってとても良い経験だったのでないかと思います。
教員になった時に、子どもたちに是非伝えてほしいですね。


かくいう私も、本当に虫歯になりやすい人で歯医者さんには大人になってからもよく通っています。
気をつけねば…





おまけ*

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カンボジアに持ってきた三味線。
時々練習してます。やっぱり三味線の音好きだなぁ。

体を動かすこと

昨日から2年生は8週間の教育実習に突入です。
小学校に行くのは午前中だけですが、午後は養成校に戻ってみんなでせっせと指導案を書いています。
すごい、頑張ってる!

思い出すのは、自分の教育実習。
私は、小学校へ2週間、中学校へ4週間、特別支援学校へ2週間行きましたが、一番つらかったのは中学校。
期間も長いし、連日3時間睡眠のため、友達とこっそり寝る部屋を探してさまよったこともあります。
でも、寮生活だったので、今思い出しても笑えるくらい面白い出来事が山のようにあったなぁ。

自分の仕事が落ち着いたら、実習先の小学校も見て回って応援しようと思います。




最近の一年生との体育の授業。

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これは、動物の動きを真似してやってみようという授業。
日本の小学校でもやっていますね。
私が、鳥や象やカンガルーの真似をして見せたところ、みんなとてもノリよく楽しく動いていました。
カンガルーの時の男子学生の跳躍はすごかった…

私自身、実は体育とても苦手なんですが、こういう誰にでもできて笑っちゃうようなものは好き。
あと、道具は必要なくてすぐできちゃうもの。これ、大事。(めんどくさがりな私にとって)





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これはねこねずみゲーム。
以前もブログで紹介しましたが、これも日本でもよくやるゲームで、カンボジアの体育の指導書にも載っています。
学生の反応が良いとロックルーもどんどんのってくるから、こういう体験をもっと沢山作りたいなぁと思います。




勿論、いつもうまくいくわけではなく、私の説明不足で学生がふざけ始めてしまい、日本語でごちゃごちゃ言ってしまうことも時々あります。
伝わってないけど。

いつも穏やかでいたいものです。




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寒い日のロックルー。
カンボジア伝統の織物、「クロマー」を顔にぐるぐるにまいてバイクで通勤。


とびきりキュートでした。







まず一歩。

あっという間に2月ですね。
カンボジアはちゃっかり中華正月も祝っていて、おめでたい時に食べるカンボジアのお菓子やちまきを色んなカンボジア人から頂きました。
でも、本番は4月のクメール正月ですよ!




さて、先日私の配属先であるプレイベン州小学校教員養成校で体育の授業研究を行いました。
事前に教官と単元や授業の流れを相談して、教官が書いた指導案を日本語訳したり、業務費の申請の手続きをしたりといつもよりバタバタする日々でしたが、なんとか無事に終了しました。

体育の教官は2名いるので、2時間分の授業です。
養成校の体育は、1年生が小学校の第一学年~第三学年、2年生が第四学年~第六学年の授業を勉強しています。


配属先に来てあっという間に半年ですが、年間計画、学年に応じた授業内容、教具の工夫、私のクメール語…など日頃悩みは尽きず。
でも、以前のように教官が大幅に授業に遅れてくることは減ってきたし、年間計画も授業の流れも前よりはちょっぴり意識できるように。



まずは、サッカー(第6学年)
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パスの練習とシュートの練習を行ってから、試合開始です。


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↑審判は木からもぎとった葉っぱで。
以前、小学校の授業を見に行ったときに小学生がきちんと審判していたので、養成校の学生もやらなきゃね!とロックルーと話していたので、実現できて良かった。
やっぱりゲームになんらかの形で関わる学生が増えるのは重要。



この授業に関しては、
・女子学生がゲームに対して消極的だ
という意見がありました。
これに対しては、
⇒プロの試合の動画を見せたり、女子学生のゴール時には得点に上乗せするなど工夫してみたい。
⇒男子女子で分けて試合をするかどうかは、その学校の実態に合わせる。

という方向で考えが一致しました。




続いて、陸上(第1学年)


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↑大股走りで、手と足が同時に出てしまう可愛い学生。
養成校の学生はスキップもすごく苦手です。
運動神経が良い子もいるけれど、小さい頃からの体の動きのバリエーションが少ないんだなぁと感じることが多々あります。


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↑追いかけっこ。
地面にあるタイヤは、私とロックルーで手分けして自転車屋さんからタダでもらってきたものです。

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この他後ろ向き走りや電車走りなどをしてから、簡単なリレーをしました。
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日本の小学校でよく見かける低学年用のバトンは、紙を丸めて丸めて無理やり作ってみました。
やっぱり、もう少し太くないと持ちづらいかもしれない…


この授業に関しては、

・リレーの後の勝因の確認時に「助け合えたから。協力し合えたから。」という意見があったが、その具体的な理由を共有した方が良い。
・追いかけっこは追いかける人との幅が広すぎて掴むのに無理があるのではないか。
・整理体操が微笑ましいが、効果的でない。

という納得のいく意見が出ました。
確かに、ロックルーは何を思ったか整理体操なのに、いきなり歌いながら両手を広げて腕や足をゆるく動かし始め、学生も楽しそうにノルので、さすがに私もつっこみたくなりました。


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↑2年生と。


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↑1年生と。



今回、バッタンバン、クラチェ、カンポットからボランティアとカウンターパート達、そして帰国間近のJICAの調整員の方が来てくれたのもあり、ほど良い緊張感の中でひとつの授業に対して先生がいつもより真剣に考える機会になりました。
授業が全部終わった後、先生達が割と良い笑顔だったのが、嬉しかった。
先生達が先輩隊員の配属先やNPOの研修で見てきたことを少しずつ積み重ねてるのも分かりました。
傍から見たら改善点だらけの研究授業だったと思うし、実際そうだったと思います。
でも、ロックルーの声の大きさや道具やゲームの工夫がされていたこと、学生が楽しそうに授業に参加していたことなど些細なことも評価されて嬉しかったです。

ともあれ、私にとっては自分の授業のように緊張した2時間でした。
とてもお世話になった元職場の先輩方に頂いたTシャツを着て、サポート頑張りました。
まず、一歩。
そして、一番大事なのは日々の授業なんですよね。








ちなみに、他のボランティアにプレイベンのフランスパンを食べてもらえてもらえました。
好評でした!!良かった^^
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